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まきなみ (護衛艦・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
まきなみ
基本情報
建造所 飯野重工舞鶴造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 甲型警備艦→護衛艦(DDK)
→ 特務艦(ASU)
級名 あやなみ型
艦歴
計画 昭和33年度計画
発注 1958年
起工 1959年3月20日
進水 1960年4月25日
就役 1960年10月28日
1987年2月20日(特務艦に種別変更)
除籍 1990年3月23日
要目
基準排水量 1,700トン
満載排水量 2,400トン
全長 109m
最大幅 10.7m
深さ 8.1m
吃水 3.6m
ボイラー 川崎BD-1型2胴水管型缶×2基
主機 川崎衝動式NS-175型改蒸気タービン
出力 35,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大 32ノット
航続距離 6,000海里 (18ノット時)
乗員 220名
兵装 Mk.33 3インチ連装速射砲 × 3基
55式533mm4連装魚雷発射管 × 1基
Mk.15 ヘッジホッグ × 2基
Mk.2 短魚雷落射機 × 2基
68式3連装短魚雷発射管 × 2基(1973年換装)
55式爆雷投射機(Y砲)× 2基
54式爆雷投下軌条 × 2条
FCS Mk.63 砲射撃指揮装置×2基
SFCS-1A水中攻撃指揮装置
レーダー OPS-1 対空
OPS-3 対水上
ソナー AN/SQS-4 捜索用
OQY-1 攻撃用
電子戦
対抗手段
AN/BLR-1 ESM
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まきなみローマ字:JDS Makinami, DD-112→ASU-7014)は、海上自衛隊護衛艦あやなみ型護衛艦の7番艦。艦名は「砕波」の一種に由来し、この名を受け継ぐ日本の艦艇としては、旧海軍夕雲型駆逐艦巻波」に続き2代目に当たる。

艦歴

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「まきなみ」は、第1次防衛力整備計画に基づく昭和33度計画1,700トン型警備艦1612号艦として、飯野重工舞鶴造船所で1959年3月20日に起工され、1960年4月25日に進水、1960年10月28日に就役し、呉地方隊第11護衛隊に編入された。

1961年2月1日、第11護衛隊が自衛艦隊隷下に再編された第2護衛隊群隷下に編成替え。

1971年2月1日、第11護衛隊が護衛艦隊隷下に新編された第4護衛隊群隷下に編成替え。

1973年12月16日、第11護衛隊が第3護衛隊群隷下に編成替え、定係港が佐世保に転籍。 同年、短魚雷落射機を撤去し、68式3連装短魚雷発射管を2基装備する対潜攻撃能力強化工事を実施した。

1977年12月1日、第11護衛隊が佐世保地方隊隷下に編成替え。

1987年2月20日、第11護衛隊が廃止となり、特務艦に種別変更され、艦籍番号がASU-7014に変更。佐世保地方隊に直轄艦として編入。

1990年3月23日、除籍。

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第63集 自衛艦史を彩った12隻』(海人社、2003年)
  • 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)